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ヴェルサイユ宮殿への道で

 45 EMI

 行動しながらモヤモヤ。毎日自分探し。2年半毎日考えていた。これ本当に。
何をしてても心のどこかが楽しくない。焦燥感が常にある状態で、なにかしら目標を持っていないとだめで、あまり考えずにやりたいことがあったら動いてきたけど、そういうのやめたい。31歳になったけど、結婚の雲行きも怪しい。仕事はこれまで何社も渡り歩いてきた。長くやっていたアパレルの仕事も、将来的にやって行こうという情熱はない。

 唯一時間を忘れて楽しめた趣味が「料理」。
疲れていた私は、少しゆっくりしたいのと、料理の勉強をする時間を持つため、定時で帰れるOLの仕事をしていた。
 将来は、何をやりたいか、いままでのキャリアでいいのか、結婚・出産はどうなるんだろうか。3年契約の仕事についたが、もう2年半が過ぎようとしていた。そろそろ次を決めないとならない時が迫っていた。

 2年前に堀口さんのことは、お友達を通して知った。それ以来、ブログをずっと読んでいる。コーチングは、上司が部下をうまく動かす時に使うビジネスツールだと思っていた。
 でもBlogでの毎日の問いかけや、『ひとみずむ』を読んでいるうちに、もしかしたらコーチングを受けたら、はっきりしないモヤモヤしている私の気持ちを、整理することができるかもしれないと思った。もっと自分のことを深く知ることが出来たら、自分のやりたい方向や目標がみつかるのではないかと。

 2年半のモヤモヤにピリオドを打つべくして、90日コーチングを申し込んだ。
コーチングのテーマは転職と人間関係について。

 事前に提出する課題の質問集をやって、色々とやり残していたことに気づいた。留学やPCを買うこと、早く仕事を決めたいこと、TOEICを受けることなど……。
自分の考え方の癖も見えて「やっぱりな」って思った。

 コーチング中は、自分に言い訳しないこと、直感を大事に行動しようと決めて臨んだ。
会ってもいない人に悩みを相談するって、最初はちょっと抵抗があったから緊張していた。けど堀口さんは、とてもサッパリした人で、話しやすかった。

 1回目のセッションは、コミュニケーションについて話した。以前の職場で、上司や同僚から抑圧を受けることがあり、それから職場では人と深くコミュニケーションをとることが嫌になっていた。余計なストレスを感じないように、人間関係に壁を作っていたところがあると感じていた。

 セッションでは、人と合わなければ、もういいや、と思うようになった原点を探った。そんなことは考えたこともなくて、正直触れてほしくないようなことだった。
思い出したくないことだった。だから思い出すのにも時間がかかった。まだ消化しきれていようなことを、初めて人に話すのは苦しかった。
そして、セッション後、すぐに高熱がでた。好転反応かな?

 コーチングを受け始めたと同時に、転職活動も開始した。
書類審査が通り、1次面接に進んだ会社があった。野菜ソムリエの資格を活かせそうと思って応募した会社だ。面接では、あまり自分のことを話せたとは思えなかった。
しかし、そこの社長は、すぐに面接結果を出さず、宿題を出してきたのだ。
「自分の軸を持っているか? なぜやりたいのか? 覚悟はできているのか? よく考えてメールで連絡をください」と。
 私は再びチャンスをもらった。ちょうど2回目のコーチングのタイミング。
セッションで考えることにした。

 私は転職回数が多い。だから、履歴書の印象、絶対悪いんだろうなって、決めつけていた。面接は苦手意識があった。堀口さんにそんな話をしたら、「私は別に転職が多いことについて悪く思わないです」と言われ、逆に自分が「え?」って聞き返してしまった。

「転職を繰り返しながら、自分に合うものを探してきていたのかな? って思いますけど」 
「……そうなんですよ! そうなんです!!」
「20代は自分探しで、30代に入った今の自分は覚悟を決めて、しっかりとキャリアを積んでいきたいと心から思っているってことでは?」 

 堀口さんが、自分の思っていたことを言葉にしてくれたようだった。
肯定的に考えようとすることで、真実が浮かんできた。すごく自信が持てた。そして嬉しかった。そう考えてくれる人もいるんだって。すごく些細なことかもしれないけど、私にはとても印象的だった。

 じっくりと自分のやりたいことや気持ちを堀口さんに話していった。
好きなことを仕事にしていきたいと思っていることや、料理の良さを「伝えたい」とか「喜んでもらいたい」とか、自分が気になる単語だけでも、口に出してみた。
 たくさんのフレーズがつながっていって、自分の気持ちに形づいていく。
少しずつ、段々と時間をかけて自分の気持ちが見えてくる。

「そもそも、なぜ料理をしたくなったんですか?」
 当たり前すぎて考えたこともなかった。
「なぜ『食』や『料理』に関わる仕事をしたいのか?」
 よく聞かれる質問だった。いつも、「人に喜んでもらいたい」など、なんとなく聞こえのいい回答ばかり用意していた。
 
 改めて堀口さんにその質問をされて真実を思い出した。堀口さんには、よく見られたいとかいう気持ちはなかったし、心の底のことを話しても、引いたりしないで聞いてくれて、私も正直に話せたから気づけた。

「父が体を壊したときに、食事を改善したことで、お医者様にびっくりされたことがありました。食べ物ってすごい。食べるって大事なんだ。もっと知りたいと思っていたんですよ」
「それですよそれ! emiさんにしか話せない理由それですよ! それ面接で話しました?」
『え? …そっか自分の言葉で話せばいいんだ。何かっこつけようとしていたんだろう』

 私の2年半のモヤモヤが、この日でだいぶ視界良好になった!
私のぽつり ぽつりと溢れてきたフレーズたちが、だんだんとまとまってつながっていく。社長からの課題であった返信がイメージできるほど。

 あまりにも視界が良好になったので、逆に不安になった私は、セッション後、堀口さんにメールをした。

▽私から堀口さんへのメール。
先ほどは、とてもクリアになりました。
ただ、心配なモヤモヤすることがあって…。
私は自分で自分の声に気づけたのでしょうか?
自分で考えられていますかね?

コーチがいたから…コーチがいなかったら自分では考えられなかった?
結果はもちろん自分の考えていたことなんです。
なんか、堀口さんに教えてもらったのかな?って罪悪感みたいなものがあって…。

▽堀口さんからの返信。
全然わたしは教えていませんよ!
emiさんのまとまっていなかった答えをまとめただけで。
私も自分のコーチには、色々話してまとめてもらうのを手伝ってもらいます。
だから、順序も何も関係なく思いついたことから話させてもらいます。
「自分の中に答えがある」
それを引き出すのがコーチの仕事。
まとめるのは得意な人に任せちゃえばいいんです。
罪悪感持つことないです。

 引き出すのが得意で、任せちゃえばいい…便利だなぁ。なんかとっても安心した。
このセッションから、私は自分の夢を自信もって人に話せるようにもなった。
明確になったからかな。

 それから、90日コーチング中に無性に旅に行きたくなり、ぎりぎりセーフの出発間近、2週間前に申し込んだ。初一人海外! しかも初ヨーロッパ! イタリア&フランスの旅…!

「コーチング始めてから一人旅する人は、emiさんで4人目! 最初は、『ひとみずむ1』のNANAさん、次は『ひとみずむ15』の藤原さん。藤原さんは、ギター持ってイタリア行ったからね。あれは爆笑でしたよ」と堀口さんは楽しそうに話していた。

 コーチングを始めて、無性に「今を大切にしなくちゃ!」って気持ちになった。有給消化がたまたまあったので、直感で、善は急げって感じで。
ひとり旅をすると決めたのはいいが、本音は楽しみ半分、不安半分だった。
以前、会社の出張で一人で神戸に行ったとき、淋しくなって夜に色んな人に電話してしまったほど、ひとり旅なんて無理だと思っていたから。
 
 その他にも、やろう! って、思ったらすぐ行動するようになった。PCを買って、スカイプを始めて…、どれもなんでもっと早くしなかったんだろうってことばかりだった。

 
 イタリア行きの飛行機に乗る数時間前に、この前受けた会社の不採用のお知らせが来た。
行きの飛行機で最初は落ち込んでいた。こんなんで暗くなっていても仕方がない、今を楽しむぞ! という気持ちに切り替えたら、次第に、だめだったけど、色んなことに気づけて、逆に感謝って思えた。

 この2年半、心のどこかにいつも将来への不安があった。楽しみが目の前にあるのに、心から楽しめないでいた。OnとOffの使い分け下手で困っていたから、今、関係ないことは忘れて、心から今を楽しむって本当に久しぶりな気がした。

 14時間かけて飛行機はイタリアのレオナルド・ダヴィンチ空港に到着。
ひとり旅の心配はすぐに吹き飛んだ。ツアー8人中4名が女性のひとり旅という驚異の比率!! 現代の女性はたくましい。ガイドさんに「すぐお友達できますよ」と言われ、安心した。

 このツアーで会った女の子たちと、ガイドブックをみながら色々散策をした。買い物をしたい子はして、夜ご飯は一緒にする日々だった。 

 最近、あまり深く人と関わることが億劫になっていた私だった。けど、旅行中、自然と自ら関わりにいっていた。心のブレーキが少し外れた気がした。

 
 海の中に建つ世界遺産のモンサンミッシェルで、誰もいない朝の街を散歩した。
島の中央の一番高い場所にある修道院から、7時を告げる鐘の音を聞いた。

地平線から差し込む朝日。この島の周りは地平線の向こうまでなにもない。
小鳥の鳴き声と自分の足跡しか聞こえない。
とても静かで穏やか、心が洗われるようだった。

 あまりにも美しすぎるシチュエーションの中、私は佇んでいた。
ひとり旅をしてよかった、って心から思えた。

 
 パリの日は、1日自由行動だった。午前中に世界遺産のノートルダム大聖堂に、ツアーの子達と一緒に見学をして、その後は別行動にした。
ツアーだったので、一人になるのは、ここからが初めてだった。

 ノートルダム大聖堂から、セーヌ河に沿って歩いて、オルセー美術館へ。
添乗員さんが、この日は、労働者のデモがあるということで、公共の建物が開園しないかもと言っていた。オルセー美術館は長蛇の列であったが、どうにか観られることになった。

 午後からヴェルサイユ宮殿へ行くことにした。デモの影響で内観できるかわからなかったけれど、どうしても外観だけでも見たかったから。

 ヴェルサイユ宮殿は、パリからは少し離れている。添乗員さんにルートを確認し、各駅メトロとバスを使っていくことにした。パリのバスは、走行中のアナウンスもない。バスに乗ることは、なかなか高いハードルだったが、始発と終点と聞いていたので、安心して街並みを眺めながら乗っていた。

 バスに乗り40分くらい経ったところで、まだ着かないのかなと不安になった。
だんだん黒人たちしか乗ってこなくなった。
 
 バスの中に私一人がアジア人になった。みんな私をチラチラみてくる。
アジア人がめずらしいの? どうしよう危ない場所にきちゃったのかな? 
怖い! 怖い! まだ着かないの(泣)
不安になり、持っていたバックをギュッと胸に抱えた。

 バスが止まった。どうやら終点のようだ。
「え? ヴェルサイユは?」キョロキョロした。

 運転手さんも不思議がって、英語で声を掛けてくれた。
私は必死でガイドブックのヴェルサイユを指さして「I want to go Versailles!!!」と言った。

 どうやら違うバスに乗ったようだった。
「そのまま乗っていな。ヴェルサイユに行ける近くの駅まできたら教えてあげるから」と言っているようだったので、運転手さんの座席の真後に座った。バスはUターンした。不安は続く。

 最初に乗車してから1時間半ほど掛かって、元乗った駅のすぐ近くのバス停に着いた。運転手さんに「そこを行くと駅」と言われ降ろされた。

ここはどこ?
心細い。雨も降ってくる。 
不安 不安 不安…。

 歩いていると、なんとか駅を発見!
ガイドブックを出した。何線か探した。しかし載っていない。
ガイドブックにも載っていないローカル路線ではないか。
ローカルすぎて、掃除のおばちゃんも、駅員さんも英語がしゃべれない。
添乗員さんに電話をしたが、携帯がつながらない。
駅員さんにガイドブック指さして、「ヴェルサイユ」って伝えるけど、なかなか分かってもらえない。
「ヴェルサイユ! ヴェルサイユ!」って…私も必死になった。

 ようやく理解できた。
3つめだか、4つめだかがヴェルサイユ宮殿の最寄り駅らしい。

 来た電車は、すごく汚なくて古い。怖いから誰とも目を合わせないようにした。
ヴェルサイユの最寄駅らしきところについたが、まったく宮殿は見当たらない。駅員になんとなくの方角を教えてもらい、20分程歩いた先に無事に見つけた。

 「ヴェルサイユ宮殿…」
辿り着いて、安堵した。朝から飲まず食わずだったことに気付いた。
開園されていたし、想像を絶する大きさに、空腹の私もテンションが上がりまくった。

 帰りは、パリの中心に戻るべく、また電車に乗った。
迷子になったおかげで、すっかりバスも地下鉄も乗りなれたもんだ。

 アジア人の私は、やっぱり帰りも電車やバスでチラチラみられた。

『……あれ? ……そうか……あぁ、……この国では、私が違う人なんだ』

 周りに外国人がいっぱいいると思っていたが、チラチラみられることで、私の方が外国人だったんだという体験をまさにした。目の前が開けるような気がした。

いままで韓国やハワイなど、日本人観光客の多い国に行っていたので、自分が違う国の人間として見られることってあまりなかった。

『私と違う じゃないんだ。 私も人と違うんだ』。

 この旅で出会った人たちも、同じツアーでも旅の目的や、見たい所が違うのは当然のこと。「違いを楽しむ」、そのために行った旅行なのかもしれない。
 

 違うことはネガティブなことだと思い込んでいた。でも、違うことは当たり前なんだ。「自分と違う」と思うとネガティブに感じて、友達や同僚とも距離を取っていた私。
上司や同僚から抑圧を受けた経験が恐怖心となって、心にシャッターを閉めていた。

 旅行前のセッションで、旅行の目的を考えていて、「違いを楽しむ」というテーマが出ていた。
1社目の面接のときに、面接官と話していて、私は発想力が足りないと思った。どうすれば、発想力が働くようになるか? ということを話していた。
堀口さんは、「違うからこそ、そこに質問が生まれるし、違う人から色々と学べることも多いし、自分の視野も広がる。それに自分の出来ないことができるから、頼みごともできますしね。助け合うのもいいし、違うのは楽しいですよ」と言った。
 私は、それを聞いてこう答えていた。
「違うことは、ネガティブなことではないんだ。そうなると、苦手な人なんていなくなっちゃいません? 楽ですね!」
 私もそうなりたい。もっと楽になりたいと思った。

 私は、違うことはネガティブなことだと思っていた。違いを感じた人とは、それ以上、関わらないようにしていた。自分との考えの違いを対立させて、余計関係が悪くなるのを避けたかったから、上司や同僚だけでなく、自分と考えが合わないと感じた人には心を開かなくなっていた。でも、もっと仲良くなりたかったとか、今になって思う人はいっぱいいるし、壁を作ってしまう自分は好きではない。昔はそうじゃなかったのにな…って淋しくなる。

 違うと思うことは、拒否しているのと同じこと、今はそう思える。

 恋愛では、その違いを私の思う理想に近づけたくて、彼にたくさん要求していた私。
恋愛中に結婚の話がでたときに、友達には要求しないようなことを、彼にはたくさんしていた。「こうなってほしい」って。相手に求め過ぎていた。
そして「emiの求めるような人にはなれない」と言われて別れたことがあった。
家でのんびりすることが好きな彼。色んな所に出かけたりすることが好きな私。そんな違いが「合わないから無理かな? 」と思っていた。
 今は、だったら色んな所に出かけることが好きな人と出かければいいと思える。家でのんびりしたいときは彼と遊べばいいと。無理強いしなくてもいい、合わせなくても合わせてもらわなくても、その時にどうするか決めればいいと思えた。

 違うことが、受け入れられなくて、心にシャッターを落としがちだった。
困ったことがあると、それ以上関わりたくなくて、人との壁を作っていた。

 違いを受け入れたり、自分から心を開かないと、コミュニケーションがとれない。
頭でわかっていたことが、やっと腑に落ちた。気持ちが楽になった。
ヴェルサイユ宮殿への旅の途中で気づいた。

 ひとり旅をしてよかった。他の日本人たちと一緒にいたら、「違うこと」に気付かないままだっただろう。

 
 帰国後。転職活動をしていく中で、心の変化を感じた。
今まで「土日休みがいい」とか「数字を追う仕事に戻るのが嫌」とか、条件面を気にしていた。それよりも「自分が楽しい、やりたい」と思える仕事を受けてみよう! と思って、前から気になっていた会社を受けた。

 すんなり採用!
受かると思った。自分のやりたい事や思いに、自信があった。ひとり旅に行ったことで、なんでもできる気がした。不可能なんて、苦手なんてないと思えたから。 

 帰国して2か月後から、私はこの何年間か、ずっとやりたかった、食の仕事に就くことができた!

 2年半、行動が止まっていたのは、今の自分だったらわかるような気がする。
好きなことを仕事にする方向で「食」に行くにしても、業界や技術の知識も経験もないから仕事にできるのだろうかとイメージが湧かないし、自信が持てなかった。
一方、土日祝定時に帰れるような仕事で、仕事とプライベートをきっちり分けて、結婚もして子供も産んで…のほうが幸せなのかな、とも思っていたこともあったし…。

 どちらが自分の幸せなのか? はっきりしなかった。
そういう心の葛藤とか、何になりたいかわからない気持ちを持ちながら、焦りから思いついた行動をして自分のやりたい方向を探している状態だった。

 たまには行動を止めて、じっくり考えて向き合う時間が必要だったのだと思う。
自分と向き合うことで、行動しやすくなって、こんなにも結果が出やすくなるんだって思った。自分の思いを言葉にすることで、自信につながった。

 でも、相変わらず私は、自分の思っていることに気付くのもちょっとタイムラグがあって、行動してから、「あれ?」ってなることが多い。それはそれで、のんびり回り道な感じも私らしいし、道に迷ったら堀口さんにまた引き出してもらっちゃおう。特別なことと思っていたコーチング。受けて本当に良かった。

 そして、この『ひとみずむ』を書きながら、一番叶えたい夢も湧いてきた。
それは、世界中を旅しながら、色んな文化や食に触れること。そして、そこで吸収したことについて、日本で教室を開いて教えること。人も文化も違うからこそ、面白くなりそうと感じている。

 「父が体を壊したときに、食事を改善したことで、お医者様にびっくりされたことがありました。食べ物ってすごい。食べるって大事なんだ。もっと知りたいと思っていたんですよ」

堀口さんとのセッションで答えた自分の言葉。
最初の思いをこれからもずっと忘れないで行こう。